December 2011
4 posts
3 tags
ポプシー 原作:Stephen Edwin King
ことの成り行きを少しさかのぼってみれば、あの男が金を数える姿を真っ先に思い出す。 ほんの数分前まで自分の尻ポケットに折りたたんで入れてあった一万円札の束は、あの男の太くてシワの寄った指で伸ばされた。 男の金の数え方は、日本の銀行の窓口係がやるような、紙幣に対して無機質な感情を持ったやり方ではなかった。アフリカのソマリアやシエラレオネに住んでいる黒人たちが、自分にとって本当に必要な物を売り買いするとき、金をポケットから取り出し人目にさらすようなことがあれば、いつ自分に銃口が向けられるかもしれないということを注意しているような、緊張と警戒がいつも背中に張り付いていた。日本人に欠けてしまった生への執着と抜け目なさ、それは、お金と生命を同等の位置づけで捉えているからこそできることなのだろう。鉱物や石油のようには希少的価値の無い紙幣が、日本人にとってはどれだけ生命と密接な関わりあいを持っているのか...
Dec 28th
ウルトラジャンヌ Season5: 激闘4 →
janne5: 「なんだ・・・・あれは・・・。」 光の柱から現れた、光の女戦士の姿に力が抜けた様に、ジープのボンネットに腰を掛けてしまう安行。銀色に真紅の模様、鍛え抜かれた様な身体の均整の取れた美しいボディライン。凶暴な野獣の様に襲い掛かる怪獣相手に一歩も引かずに立ち向かい、急所らしい触覚を叩き折り、果敢に攻め立てている。 山道を駆け上がっていた泉は光の柱を見ると、ポケットの中の短剣を指で撫でながら立ち止まる。 「・・・頼んだぜ、フレイアさんよ。」 …
Dec 28th
2 notes
8 tags
夢と空想の境界にある
アラベスクみたいな派手な色合いの川を、スカールという名前の小型ボートで世界のあちこちを巡っていると、村が見えてきた。山に囲まれた、谷間にある村。山には杉の木が植林されて、のどか。聞こえてくるのは鳥の声、雀ではない他の鳥、たぶん、熱帯雨林なんかに住んでいるヨタカかなにか。頬をなでるのは大気の微流、穏やかで、陽射しは人よりずっと暖かい。眩しいのなら帽子を被れば? と誰かに言われたことを不意に思いだす、小学校のとき行った林間学校で、広原散策で同じグループになった女の子に言われたのだったか、それとも大人になって初めてドイツ旅行に行ったとき、アウグスブルグ駅を降りて広場を過ぎて民家に挟まれた灰色の石畳を三ブロックほど行ったところにあった、ロココ様式の建築を見あげたとき同行していた女性が言った言葉だったろうか。 いやそれはわからない。 ...
Dec 22nd
2 notes
7 tags
どうしてわたしって
...
Dec 21st
3 notes